TTN Mapperの精神を引き継ぐ「TTS Mapper」を公開しました
はじめに
LoRaWAN コミュニティにとって欠かせない存在だったTTN Mapperが、近くサービス終了することになりました。
TTN Mapperは、The Things Network のゲートウェイカバレッジを可視化し、世界中の LoRaWAN コミュニティの発展に長年貢献してきたサービスです。私たちもその恩恵を受けてきました。
このたび、TTN Mapper への敬意を込めて、その精神を引き継ぐ代替サービス「TTS Mapper」を開発・公開しましたので、ご紹介します。
TTS Mapper とは
TTS Mapperは、The Things Stack (TTS) および The Things Network (TTN) のゲートウェイ位置情報を地図上に表示するマッピングサービスです。

Packet Broker の公開 API を通じてゲートウェイ情報を取得し、世界中のゲートウェイデータを閲覧できます。日本エリアをデフォルト表示としていますが、もちろん海外のゲートウェイも確認可能です。
- LoRaWAN ゲートウェイのリアルタイム表示
- オンライン/オフライン状態のフィルタリング
- Net ID・テナントによる絞り込み
- MQTT 経由でのデバイス位置情報の投稿・表示
- RSSI 値による信号強度の可視化
- ダーク/ライトモード対応
サービスサイト:https://ttsmapper.elspina.space/
ユーザー登録のご案内
TTS Mapper では、ゲートウェイの閲覧は登録不要でどなたでもご利用いただけます。
一方、自身のデバイス位置情報を表示する機能をご利用いただくには、ユーザー登録が必要です。
- MQTT 経由でデバイスの位置情報を投稿
- 複数の MQTT 接続設定に対応
- 受信ゲートウェイ数によるマーカーサイズ変化
- RSSI 値による色分け表示
- デバイスデータの 12 時間履歴管理(最大 100 件/デバイス)
GPS トラッカーなどの位置情報を持つ LoRaWAN デバイスをお使いの方は、ぜひ TTS Mapper でデバイスの位置を可視化してみてください。カバレッジエリアの確認や、電波到達範囲の検証などにご活用いただけます。
ご利用を希望される方へ
TTS Mapper は招待制の登録システムとなっております。
ユーザー登録をご希望の方は、当社までお問い合わせください。招待リンクをお送りいたします。
お問い合わせ:https://elspina.veinz.tech/contact/
TTS Mapper は、TTN Mapper が築いてきたゲートウェイ可視化の文化を引き継ぎ、皆様にご利用いただけるサービスとして提供してまいります。
ぜひ、ゲートウェイ情報の確認や、デバイストラッキングにご活用ください。
また、ご要望等あれば、お気軽にご連絡ください。