EdgeTech+2022 出展
このブログをご覧いただいている方々の多くは、当社がEdgeTech+2022内 LoRa Pavilion に出展したことはご存知かもしれません。
当社オフィシャル Facebook ページでも会期中に情報を垂れ流しておりました。
ご来場いただいた方々、本当にありがとうございました。
さて、今回は、出展のおさらいを簡単にするとともに、少しだけ舞台裏もご紹介したいと思います。
1. 出展のおさらい
昨年同様、今年の出展も、TTN Japanとしてのコミュニティ活動の一環も兼ねて、TTN Japan アンバサダーの吉田さんと一緒に参加させていただきました。
今回の出展の主役は、大きく3つありました。
2. Dragino 社製 LoRaWAN サーバ(The Things Stack内蔵 LoRaWAN ゲートウェイLPS8v2のお披露目と動作デモ
3. Dragino 社製 LoRaWAN モジュール LA66 USB アダプタのお披露目と動作デモ
LoRaWAN ゲートウェイ LPS8v2 上で、LoRaWAN サーバ The Things Stack とアプリサーバとしてNode-Redを動かし、当社オリジナルのセンサーデバイス EM-ELST01 のセンサー値を可視化しました。
多くの方々の反応は、"こんな小さな箱で、全部動くのね!“というもの。LPS8v2 は、要するに Linux サーバです。当たり前といえば当たり前ですが、やっぱり驚いてしまいますね。
LA66 USB アダプタは、手元の Android スマホに繋いで、会期直前に当ブログでご紹介したSignal Strength Finderと連動させて、デモをお見せしました。EdgeTech+は、元々は組み込み系の展示会でしたので、期待通りLA66 USB アダプタへの関心を沢山いただきました。
2. 電波強度可視化ツール Signal Strength Finder
今回の展示会の裏ミッションの主役の1つ、電波強度可視化ツール Signal Strength Finder(SSF) についてご紹介します。 裏ミッションとして、"このような可視化にどれだけの意味があり、市場価値があるのか?“を把握することでした。
まず、SSF の Web アプリとしての見栄え・動きについて動画をご覧ください。(動画中に一切説明が入っていません。)
このツールの目的・用途には、想定が 2 つあります。
2. これらの状況を時系列的に表現することで、ゲートウェイの死活監視、あるいはデバイスの死活監視を間接的に行うこと
動画中に映る ■ 印が、ゲートウェイを表します。その時間帯に、そのゲートウェイが何も捕捉していなければ、 ■ 灰色のままです。1回でも捕捉すれば ■ オレンジ色になります。
当方の環境では、オフィス周辺に2台の屋外ゲートウェイ、オフィス内に 1 台のゲートウェイを設置しています。
赤 ● 緑 ● 青 ● のポイントは、デバイスの位置とその際の RSSI 値の状態を表します。 赤 ● が電波強度が強く、 青 ● が弱いことを意味します。
LoRaWAN は、他の LPWAN と異なり、自営網を構築可能です。だからこそ、このようなツールを使い、網のカバレッジを常に把握しておくと便利かもしれません。
3. 事前準備 Wall of Fame
もう一つの主役がこちら。デバイスを見栄え良く展示したボード(動画)です。
この展示ボード、非常に好評でした。最大の工夫点は、1つ1つのデバイスパネルを取り外し可能にしている点です。これにより、展示したい内容次第で、設置する場所や設置するものを自由に可変にすることが可能です。
土台となっている白色の硬質段ボールのポールは既製品ですが、実はほぼ手作りです。
前日まで、オフィスで試行錯誤しながら手作りしました。メンバーに感謝です。
そして、今回の展示会、当社にきてくれたインターン生(大学 2 年生、2 名)が手伝ってくれました。ボードだけでなく、ブースの設営(会期前日)も。感謝感謝です。
彼らが、本当の意味で、影の主役かもしれませんね。
4. 多様性 Diversity
最後に、多様性について。
先ほども触れましたが、この展示会は、元々”組み込み系”です。よって、出展者も参加者も似た傾向にあると思います。基本、”日本人のおじさん”です。
そんな中、我々のブースで、珍しい光景を見ることができました。一人は当社メンバー、一人は海外のリサーチ会社の日本拠点の方(もちろん、日本人ではない)。二人とも国籍も異なり、男性でないです。とても、よい光景です。
もっともっと、こういう意味で、多様性のある展示会になっていくとよいなぁと感じた瞬間でした。
なお、より網羅的な出展レポートは、TTN Japan アンバサダー 吉田さんによるブログをご覧ください。