臨地実務実習での学び
前回のブログに引き続き、開志専門職大学様からの実習生の報告を紹介します。何もかもが初めての経験だったと思いますが、少しでも学びの機会になっていたなら我々としても喜ばしい限りです。
はじめに
この度、10/17~11/18にわたり臨地実務実習でエルスピーナヴェインズ様にお世話になりました、開志専門職大学情報学部2年のH.Kと申します。この実習の内容は主に展示会とアプリケーション制作です。
展示会
今回、「EdgeTech+2022」という展示会に参加させていただきました。その際に私たちが取り組んだ内容は説明資料作成、展示ボード製作、説明員の3点です。
1. 説明資料
展示会で配布した資料を作成しました(前回ブログを参照ください)。内容は「LoRaWAN」についての基礎知識をまとめたものです。
2. 展示ボード
木製のボードにレーザーカッターで文字とQRコードの刻印を行いました。その後加工したボードに製品を取り付け、展示会で展示しました。
3. 説明員
EdgeTech+2022にて、エルスピーナヴェインズ様とThe Things Network Japan様による共同出展のスペースで、説明員として技術や製品について説明しました。
アプリケーション制作
自分の個人テーマとして、空間の入退室を管理するアプリケーションを検討・製作しました。教室などの空間に残っている人がいないか、またはその空間が使用中でないか、長期間かつ無人で検出することを目的としました。使用したセンサは「People Counter」(図2)で、間を通行するin/outをカウントします。
可視化の方法として、「TagoIO」というIoTプラットフォームと、Node.jsの2つを検討しました。
まず、TagoIOでは次の図3のような形で可視化に成功しました。
Node.jsでは、POSTで送信されたセンシングデータをjsonファイルに保存するところまで実装することができました。本来の目標であるアプリとして可視化するまでは届きませんでしたが、加工可能なデータとして保存することで、可視化の一歩手前までは実現できたと思います。
実習を終えて
実習を経て、LoRaWANの特性やIoTの実装などといった技術的な知識・技能はもちろんのこと、資料作成の注意点、タスクの進め方や連携、報告の内容、社会人としてのコミュニケーションの取り方など、社会での経験を得ることができました。
今回の実習によって、学生ではできないような貴重な経験をすることができました。これらの経験は大きな成長につながったと思います。この度はお忙しい中、5週間という長期間にわたりご指導していただき、本当にありがとうございました。