アゼルバイジャンの食事と文化
こちらの記事で紹介した通り、アゼルバイジャンで開催された国際学会IAC2023に参加してきました。本記事では現地の様子、食事や文化などを紹介します。
アゼルバイジャンとは
アゼルバイジャンは、世界最大の湖カスピ海に面した、コーカサス地方の国です。カスピ海沿岸の石油に恵まれ、特に首都バクーは発展が著しく、「第二のドバイ」と呼ばれています。また、シルクロードの中継地であったことから、アジアとヨーロッパの両方の文化の影響を受けています。
食事
料理は特にイランやトルコの影響が強く、豆、ヨーグルト、煮込み料理、羊肉、野菜やドライフルーツなどを使った料理が多いです。筆者が現地で食べた物をいくつか紹介します。
スープ
豆を使ったスープで、パンによく合い、美味しかったです。
パン
物価の高いアゼルバイジャンでしたが、パンは安く、様々な種類がありました。ただ、どれも甘めでカロリーが高く、主食に近いイメージでした。
ピラフ
アゼルバイジャンでは米を食べることができます。写真はピラフにチキンストロガノフ、ラム肉のケバブです。日本人の好みに近く、美味しかったです。
鮭と照り焼きライス
カスピ海で獲れた鮭のムニエルと、照り焼きを絡めたライスです。日本食のインスパイアですが、照り焼きライスは日本ではなかなか無いと思います。こちらどの食材も鮮度が良く非常に美味しかったです。
チャパティ
ナンに似ていますが、中に牛肉が入っていました。
ワイン
イスラム圏ですが、ワイン発祥の地でもあり日本に出回っていない物を飲むことができます。写真はザクロを使ったワインです。
観光
日本人には馴染みのない国ですが、世界遺産や美しい自然のある国です。筆者が休日に行った代表地を紹介します。
乙女の塔
世界遺産の乙女の塔です。周りには同じく世界遺産のシルヴァンシャー宮殿・城塞都市バクーがあり、趣のある建物がたくさんありました。
ゴブスタン
こちらも世界遺産のゴブスタン国立保護区です。岩絵が有名で、先史時代の背景を知ることができる様々なロック・アートがありました。
バーニングマウンテン
こちらはヤナルダグにあるバーニングマウンテンです。地中からのガスが自然発火したもので、何千年も前から燃え続けているそうです。アゼルバイジャンは豊富な石油・天然資源から「火の国」と呼ばれています。
猫の街
特に首都バクーは、猫の都市としての顔もありました。道端のあちこちに人懐こい猫がおり、人々に可愛がられていました。カフェの椅子や、立ち入り禁止領域でもお構いなしに寝ていて、猫ファーストを感じました。日本では野良猫の殺処分など問題になっていますが、見習いたい文化だと思いました。
終わりに
昨年に引き続いて二年連続でIACに現地参加し、今年もたくさんのことを学ことができました。IACはその規模の大きさから様々な分野の人と関わることができ、毎年国を変えて開催されるので、色々な国を体験できるのも大きな魅力だと思います。これからも参加できるように精進していきたいです。