DSPラジオチップSi4732-A10を動かす
2024.08.28
M.I
Si4732-A10は最近ネット等で話題になっているDSPラジオチップです。長波(LW)から短波(SW)の受信、AM/SSB復調と、FM放送の受信、ステレオ復調が1チップでできてしまう優れものです。最近では中華製トランシーバや、自作トランシーバに組み込んだり色々と活用されています。以前にaitendoでSi4732の載ったモジュールを入手していましたので、マイコンATMega328Pで制御して動かしてみることにしました。
オーストリア紀行
2024.06.17
M.I
5月の終わりにオーストリアを旅行してきました。バッファウ渓谷、ザルツブルグ、ザルツカンマーグート、ハルシュタット、グラーツ、ウイーンとオーストリアの東半分を周りました。
ESP32 ADC特性の補正を試す
2024.05.08
M.I
ESP32のADCにセンサーなどからのアナログ値を入力する際、入力値に比例した変換値が得られない場合があり、扱いづらいという印象がありました。そこでこれを改善する方法を考えようと思い、まずはADCの入出力特性を把握するところからはじめました。
ESP32のWiFi機能を使ってネットワークラジオを作る
2024.03.29
M.I
PCM5102というDACチップの再生音が良いとネット上での噂なので、ボード化されたモジュールをaliExpressで1つ入手しました。これを使ってどのような音出しができるのか調べてみると、SDカードに記録したMP3形式ファイルの再生や、ネットワークラジオのストリーム再生ができるようでした。手元に古いESP-WROOM-32のジャンク基板が眠っていましたので、これを生き返らせてWiFi接続機能を使ったネットワークラジオを作ってみました。
秋葉原で買った500円テスターDT-850B新旧比較と改修
2024.03.04
M.I
電子工作をするとき、テスター(デジタルマルチメーター)は電圧を監視しながら電流を測るときなど、複数台あると便利です。そのうちの1台のリード線が切れてテスト棒から抜けてしまいました。10年近く前、秋葉原で山積みされ500円で売られていたものでしたが、そこそこの精度で意外と使いやすかったので常用していました。
LoRaWANでの送信チャネルが変化する様子を観測しました
2024.02.28
M.I
一般社団法人電波産業会ARIBの標準規格「ARIB STD-T108:920MHz帯テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備」によると、LoRaWANで使用する周波数では、表1に示す15のチャネルが利用されるようです。チャネル幅200KHzの中に帯域幅125KHzのLoRa信号が入るように送信されるとのことです。またチャネルの選択は無作為にされるようです。この様子をSDRを使用して観測してみました。
秋月DAC付きデジタルアンプ基板の改造
2024.02.22
M.I
秋月の2階で600円で売られている安価なデジタルアンプ基板には、ハイレゾ音源対応の24bitDACが付属しており、興味半分で入手していました。PCのUSB端子に接続してPCオーディオを実現することを想定した基板構成になっており、TRIPATH社製デジタルアンプICのTA1101B、USB電源5Vを12Vに昇圧してデジタルアンプに供給するLT社製スイッチングレギュレータICのLTC1735、USBインタフェースを持つMICRONAS社製DACのUAC3552Aが搭載されています。
昭和風レトロラジカセSCR-3の改造
2023.11.06
M.I
5年ほど前、ショッピングサイトに出品されていたレトロなデザインのラジカセ(SANSUI SCR-3、写真)ですが、中学生の頃買ってもらったラジカセを思い出し、懐かしさのあまりポチってしまいました。かつての有名なオーディオブランド”サンスイ”の名前がついていて、昭和時代を思い出させるような外観をしており、気になっていました。
STM32マイコンでスイッチON/OFFを検出する
2023.10.16
M.I
低消費電力を狙ったマイコンSTM32L101F4P6を使って、電池駆動により長期間スイッチの状態を監視する方法を考えてみました。STM32L010F4P6は秋月電子で安価に入手できるARM Cortex-M0を使用した32bitマイコンです。今回はSTM32L010F4P6の低消費電力という特性を生かして実現する例を紹介します。
JJY復調状況チェッカの製作
2023.10.05
M.I
正確な時刻を必要とする電池駆動のIoT機器を実現する際には、時刻の正確性と、正確性を保つための消費電力をうまくバランスさせる必要があります。IoT機器の持つRTC(Real Time Clock)を校正するには、ネットワークやGPSから時刻を取得する方法がありますが、ネットワーク遅延による時間遅れや、消費電力の点で難点がありました。
3色LEDストリップライトを制御する
2023.08.18
M.I
秋月電子でマイコン内臓テープLEDを買ってきました。赤、緑、青の3色を発光するLEDが96個、テープの中に内蔵されていて、それぞれの光らせ方をLEDの中に組み込まれたマイコンで制御するようになっています。
激安RISC-VチップCH32V003を動かす
2023.08.09
M.I
秋月電子のHPを見ていたところ、40円の中華製MCUが売り出されていることに気づきました。1個40円なのでPICやAVRの最小機種と変わらない内容かと思いながら仕様を見てビックリ、RISC-Vの32ビットコアの16kBフラッシュを持つものでした。開発環境も使い慣れたarduinoIDEに対応しているとのことで、数個買って試すことにしました。
LPWA無線端末で使用されるホイップアンテナはどう取り付ければよいのか
2023.07.04
M.I
LoRaWANやLTE-Mの端末で使用されるアンテナのうち外付けするタイプでは、基板から同軸ケーブルで延長した先の筐体や筐体外に設けたSMAコネクタに、端末で指定されたホイップアンテナをねじ込むようになっています。ところがこれら端末のマニュアルにはアンテナをどのように設置すればよいか詳しくは書かれていません。指定のホイップアンテナの外観はプラスチックで覆われた単一型なのですが、中の構造が分からず接地が必要なのか、接地不要(ノンラジアル)なのかが分かりません。
Z80ワンボードコンピュータのレストア
2023.05.16
M.I
はじめまして、この4月から弊社のメンバに加わりましたM.I.です。ハードウェアの開発を主に担当します。新メンバとはいえ前期高齢者年齢が目前ですのでメンバの中では最年長となります。今までは全く別の仕事をしていましたが、趣味で子供のころから続けていた電子工作を活かし世の中に貢献できる仕事を引退までの最後にしたいと思い移ってきました。今後ハードウェアネタに振った拙文を書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。